アブラの600万ドルの教訓:SEC和解が明らかにする暗号資産規制の綱渡り
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‘Earn’が禁句になる時
SEC規制がオプションではないことを学ぶ暗号資産企業の最新事例。アブラと米国規制当局との600万ドル和解は、2024年の利回り商品設計における反面教師です。
平易な言葉での指摘内容
SECは、ピーク時に6億ドルの資産を管理していたアブラの’Earn’プログラムが未登録証券に該当すると主張。その根拠は:
- ‘自動的’な利息支払いの約束
- 投資家資金のプール化
- アブラ自身の収益生成
コンプライアンスという難題
2020年以降、アブラは規制問題を繰り返しています。このパターンは、基本的なコンプライアンスに対する認識不足を示唆しています。
DeFiが直面するジレンマ
分析者として興味深いのは、この事例が分散型金融に与える影響:
- 悪いニュース: ‘私たちは単なるミドルウェア’という主張では通用しない
- 良いニュース: 明確なルールは機関資金を惹きつける可能性
開発者への教訓
3つの実践的なポイント:
- 事後対応より設計段階からのコンプライアンス
- 米国投資家向けには異なる設計が必要
- ‘一時的’な回避策は技術的負債になりやすい
BlockSeerMAX
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